魚屋はショーケースもなし。台の上に朝捕れた魚を並べる。時化れば開店しない。

オールドポートの船大工。今はミニチュアの方が儲かる、と言っていた。

島は港のある北東の港周辺だけが賑やかです。コリントスから南に延びる半島のコスタの町が近いので、モーターボートのタクシーが行ったり来たりします。定期船もあります。港の近くにはタコをあしらったタイルの歩道もあり、誰もが“タコ踏んじゃった”で浮かれて遊びます。旧港は趣があります。

火事の爪痕

ギリシャの山火事は毎年のことです。07年の8月にはペロポネソス半島の南から西半分が大きな被害を受けました。

馬車での観光は人気です。旧港往復が中心です

島でタクシーと言えば船です。港で客待ちします

スペッツェス島も近年に大火があり、島の北東から南半分ほどが焼けました。下の写真は焼けたばかりが左、数年経ったところが右です。

スペッツェス島はアルゴサロニコス諸島で最も南にあります。アルゴ湾の入り口にもあたり、港には中世の要塞跡があります。大砲が海に向かって並び、要衝だったことを偲ばせます。旧港には昔ながらの木造船を造る造船所があります。島を代表するホテル(下中央)は閉鎖され、資料館に変わる予定です。